もう今年も終わろうとしています。
この時期がくると必ず思い出すことがある。
20年前の12月31日に、私は、緩和ケア(ホスピス)で夜勤をしていた。
お正月がくるので外泊する方が多い中、一人の女性は病院での年越しをされるのが不思議で、なぜ自宅に帰宅しないかと質問してみた。
患者さん「着る服がないのよ」と返事が返ってきた。
足が腫れて合う服がないといった理由だけで…それだけの理由で…
私は、言葉を失ってしまい衝撃を受けたことを鮮明に思い出す。
もっと、早くに気付いていれば、その患者さんは、今頃、家族みんなで楽しい時間を過ごせていたのに…と後悔した経験が、きかっけだった。
年明け早々に、そのむくみを治すことできないか、主治医にしつこく聞いた。
その後、あまりの私のしつこかったからか(笑)、医師が後日、今の専門資格を取得する
講習会の情報を下さり、迷わず申し込みをした。
その数か月後には、講習会が始まり、夜勤明けで関東方面へ前泊・後泊しながら通った。
当時、28歳だったからできたのだろうと思う。
次回は、資格を取ってからについて書いてみます。
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